メインシンポジウム 旭川に立って、世界を観る

会場:
大雪クリスタルホール
1階 音楽堂

「旭川に立って、世界を観る」

「人には生まれ育った原点と原風景、思索や行動を起こす起点と環境、世界を観る視点と視座があります。
絶えず旅をし続ける人もいれば、じっと不動の場所に立ち続ける人もいます。それぞれの人から観た世界はどのように違い、その場に建つ建築は人にどのような視座を与え得るのでしょうか。建築と人の視点について考えます。」

雪景色の旭川市街と大雪山連峰

登壇者

古谷 誠章 氏

古谷 誠章 (ふるや・のぶあき)

建築家・早稲田大学 栄誉フェロー・名誉教授
1955年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院修士課程修了。
早稲田大学助手、近畿大学工学部講師を経て、1994年に早稲田大学助教授に就任。
1997年同大学教授。1986年-1987年 文化庁芸術家在外研究員としてスイスの建築家マリオ・ボッタの事務所に在籍。1994年に八木佐千子と共同してNASCAを設立。
2017年~2019年 第55代 日本建築学会 会長。
2020年~2024年 早稲田大学芸術学校 校長。2021年~2025年 東京建築士会 会長。
2024年~日本建築士連合会 会長。2025年早稲田大学栄誉フェロー・名誉教授。
日本藝術院賞、日本建築学会賞(作品)、日本建築学会賞(業績)、日本建築大賞、AACA賞、日本建築学会作品選奨などを受賞

藤本 壮介 氏

藤本 壮介 (ふじもと・そうすけ)

1971年北海道生まれ。
東京大学工学部建築学科卒業後、2000年藤本壮介建築設計事務所を設立。
2014年フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞(ラルブル・ブラン)に続き、2015、2017、2018年にもヨーロッパ各国の国際設計競技にて最優秀賞を受賞。
国内では、2025年日本国際博覧会の会場デザインプロデューサーに就任。
2024年には「(仮称)国際センター駅北地区複合施設基本設計業務委託」の基本設計者に特定。
主な作品に、ブダペストのHouse of Music(2021年)、マルホンまきあーとテラス 石巻市複合文化施設(2021年)、白井屋ホテル(2020年)、L’Arbre Blanc(2019年)、ロンドンのサーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013(2013年)、House NA(2011年)、武蔵野美術大学 美術館・図書館(2010年)、House N(2008年)等がある。

田根 剛 氏

田根 剛 (たね・つよし)

建築家。1979年東京生まれ。ATTA - Atelier Tsuyoshi Tane Architectsを設立、フランス・パリを拠点に活動。場所の記憶から建築をつくる「Archaeology of the Future」をコンセプトに、現在ヨーロッパと日本を中心に世界各地で多数のプロジェクトが進行中。
主な作品に『エストニア国立博物館』『弘前れんが倉庫美術館』『アルサーニ・コレクション財団・美術館』『ヴィトラ・ガーデンハウス』『帝国ホテル 東京・新本館』(2036年完成予定)など多数。
主な受賞に、フランス芸術文化勲章シュヴァリエ、フランス国外建築賞グランプリ、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞など多数受賞。
著書に『TSUYOSHI TANE Archaeology of the Future』vol.I、II(TOTO出版)など。
www.at-ta.fr

五十嵐 淳 氏

五十嵐 淳 (いがらし・じゅん)

1970年 北海道生まれ。1997年 株式会社五十嵐淳建築設計事務所設立。
2012年オスロ建築大学客員教授など。
著書・「五十嵐淳 / 状態の表示」(2010年、彰国社)、「五十嵐淳 / 状態の構築」(2011年、TOTO出版)。
主な展覧会・2009年 五十嵐淳×松岡恭子 - 北海道と九州の若き建築家の交錯展(デザインギャラリー1953 東京・松屋銀座)、2011年 状態の構築展(TOTOギャラリー間 東京・乃木坂)。
主な受賞・第19回吉岡賞、大阪現代演劇祭仮設劇場コンペ最優秀賞、BARBARA CAPPOCHINビエンナーレ国際建築賞グランプリ、AR AWARDS2006、JIA新人賞 JIA環境建築賞優秀賞、北の聲アート賞奨励賞、ap賞、日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念奨学金受賞、北海道建築賞、日本建築学会賞(教育賞)、デダロミノッセ国際建築賞審査員特別賞など

シンポジウム 01 JIA-KIT建築アーカイヴス会議 偉大な先輩建築家に学ぶ VOL.11

会場:
大雪クリスタルホール
1階 大会議室

「JIA-KIT建築アーカイヴス会議 偉大な先輩建築家に学ぶ VOL.11」

NPO建築文化継承機構は建築家の設計文化財や思想、言説等を後世に継承していくことを目的とした社会貢献組織で、金沢工業大学とともにJIA-KIT建築アーカイヴスの活動を行っています。
JIA旭川大会にあわせ、大会会場となる北海道にゆかりのある建築家として、竹山実氏、毛綱毅曠氏、田上義也氏と上遠野徹氏がどのように地域、文化を考え、その作品を作り上げていったかということを、親交の深かった方々に語っていただき、偉大な建築家の教えを学びます。

過去のJIA-KIT建築アーカイヴス会議のフライヤー

登壇者

遠藤 謙一良 氏

遠藤 謙一良 (えんどう・けんいちろう)

建築家。1959年小樽生まれ。武蔵工業大学建築学科、武蔵野美術大学大学院修了。
建築家・竹山実に師事。株式会社遠藤建築アトリエ代表、札幌市立大学特任教授。
地域性や気候に寄り添い、快適で持続可能な建築・場所の創造を目指している。

角 幸博 氏

角 幸博 (かど・ゆきひろ)

1947年札幌生まれ。北海道大学工学部建築工学科卒業。
同大学教授を経て北海道大学名誉教授。NPO法人歴史的地域資産研究機構代表理事。
日本・北海道建築史を専門とし、道内の歴史的建造物の調査研究、保存、修復、活用に長年取り組んでいる。

藤塚 光政 氏

藤塚 光政 (ふじつか・みつまさ)

建築写真家。1939年東京生まれ。東京写真短期大学卒業。
月刊「インテリア」編集部を経て独立。建築写真家として35ミリカメラを早くから駆使し、建築単体ではなく周辺環境や人を含めた生きた姿を記録してきた。
著書多数。2017毎日デザイン賞・特別賞を受賞。

総括

仙田 満 氏

仙田 満 (せんだ・みつる)

建築家。1941年横浜生まれ。東京工業大学卒業。
菊竹清訓建築設計事務所を経て環境デザイン研究所を設立。
東京工業大学名誉教授、こども環境学会代表理事。建築、ランドスケープ、遊環境を横断し、子どもを育む環境づくりを長年実践している。

シンポジウム 02 地方にみるまちづくりの実践

会場:
大雪クリスタルホール
1階 大会議室

「地方にみるまちづくりの実践」

ー人口減少時代の建築家の役割を考えるー

人口減少や少子高齢化が進む地方都市において、住宅や公共施設の整備だけではなく、地域全体の将来像を描き、多様な主体と協働しながら進めるまちづくりについて考えるシンポジウムです。
北海道における実践を主な事例として、南幌町の「みどり野きた住まいるヴィレッジ」などの住宅地整備や、地方公共施設の複合化などを取り上げ、行政、地域住民、事業者、建築家がどのように連携し、まちづくりを実現してきたのか、そのプロセスを考察します。
また、建築家が建物の設計にとどまらず、地域課題の整理や多様な主体との調整、企画・運営・マネジメントなど、地域づくりにおいて果たすことのできる役割について議論します。
北海道の実践を起点として、全国の地方都市にも通じるまちづくりの可能性や、これからの建築家の役割について考えることを目的としています。

南幌町きた住まいるヴィレッジの街並み

登壇者

大野 雄一 氏

大野 雄一 (おおの・ゆういち)

一般財団法人北海道建築センター 理事長。
1993年北海道庁採用。寒地住宅都市研究所勤務を皮切りに、建築指導、住宅政策、都市計画、営繕行政など、建築・住宅・まちづくりに関わる幅広い行政分野に従事。
建築行政の現場から住宅施策の企画・推進まで携わり、建築指導課長在職時には、新たな北海道の住まいと暮らしを提案する「南幌町きた住まいるヴィレッジ」の企画・運営に携わる。2026年3月に北海道庁を退職。同年4月より現職。

小倉 寛征 氏

小倉 寛征 (おぐら・ひろゆき)

エスエーデザインオフィス一級建築士事務所代表取締役。
北海道の気候風土と地域社会に根ざした建築・住宅の設計を続けるとともに、地域で建築を生み出す新たな「しくみ」づくりにも取り組んでいる。
1971年埼玉県生まれ。
2012年第25回赤レンガ建築賞 最優秀賞「サロベツマイハート夢工房」
2017年第42回北海道建築賞 審査員特別賞「Shimokawa Blanc」
2019年第2回JIA北海道建築大賞 優秀賞「コモレビ」

松村 博文 氏

松村 博文 (まつむら・ひろぶみ)

1986年北海道庁入庁後2021年まで、主に北方建築総合研究所(入所当時は寒地建築研究所)で北海道の住まいづくりやまちづくり、地域運営などについて、実践的な研究に従事。
1997年から2年間は道建築指導課で北方型住宅に携わる。
現在は、民間のまちづくりコンサルタントで、道内と青森県内の市町村の地域づくり支援の業務に従事。

シンポジウム 03 地域モダニズム建築の継承と更新

会場:
大雪クリスタルホール
1階 音楽堂

「地域モダニズム建築の継承と更新」

ー戦後80年、建築家の役割を問い直すー

戦後80年を迎え、日本各地で庁舎・市民会館・学校など、戦後に建てられたモダニズム建築と呼ばれる建物が更新期を迎えています。保存か建替えかという判断は、専門家の枠を超え、地域社会と共有される課題となりつつあります。

モダニズム建築は普遍的な建築理念として理解されてきましたが、その実際の姿は各地域の条件の中でどのように展開してきたのでしょうか。そして更新期を迎える現在、モダニズム建築とは何であったのかを、私たちはあらためて問い直す時期に来ています。

本シンポジウムでは、「地域モダニズム(Regional Modernism)」を、モダニズム建築が持つ合理性・機能性という建築原理を基盤としながら、各地域の気候・風土・素材といった場所性と関わりつつ展開してきた建築のあり方を示す概念として捉えます。

モダニズム建築に地域性は存在したのか、存在したとすればそれはどのように成立し、今日どのように継承し更新していくべきなのか―その問いを出発点とします。

開催地・旭川における旧市庁舎をめぐる経験を起点に、国内複数地域の事例を共有しながら、実務の現場における課題、保存の意義、そしてこれからの建築家の役割について議論を深めます。

地域モダニズムは過去のものなのでしょうか。それとも、これからの建築のあり方を考える手がかりとなり得るのでしょうか。本シンポジウムでは、その可能性と限界を多様な立場から考えます。

旧旭川市庁舎

登壇者

乾 久美子 氏

乾 久美子 (いぬい・くみこ)

建築家、横浜国立大学大学院Y-GSA教授。東京藝術大学卒業、イエール大学大学院修了後、青木淳建築計画事務所を経て、2000年に乾久美子建築設計事務所を設立。
住宅、公共建築、地域再生に関わるプロジェクトを幅広く手がける。
主な受賞に日本建築学会賞(作品)、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展金獅子賞、グッドデザイン賞金賞など。

魚谷 繁礼 氏

魚谷 繁礼 (うおや・しげのり)

建築家、京都工芸繊維大学教授。京都大学大学院修了後、魚谷繁礼建築研究所を主宰。
京都を拠点に、住宅、町家、歴史的建築の改修・活用など多様な設計実践を展開する。
都市や建築を長い時間軸の中で捉え、地域の建築文化を現代へ接続する仕事を続けている。
主な受賞にJIA新人賞、関西建築家大賞、日本建築学会賞(作品)など。

大矢 二郎 氏

大矢 二郎 (おおや・じろう)

建築家、東海大学名誉教授。早稲田大学大学院修了後、設計活動を経て1978年より旭川を拠点に教育・設計・地域活動に携わる。
北海道東海大学芸術工学部長、大学院芸術学研究科委員長などを歴任。
専門は建築計画・建築デザイン。北海道の風土や地域社会と向き合い、建築文化の形成に尽力している。
主な受賞に都市景観大賞(共同)、北海道赤レンガ建築賞など。

笠原 一人 氏

笠原 一人 (かさはら・かずと)

建築史家、京都工芸繊維大学准教授。神戸女学院大学特任講師。
専門は近代建築史、建築保存再生論。村野藤吾、本野精吾、浦辺鎮太郎など近代建築家の研究に加え、歴史的建築物の保存・修復・再生・改修の理念と方法を研究する。
著書に『ダッチ・リノベーション』『村野藤吾のリノベーション』『建築家 根津耕一郎』『関西のモダニズム建築』など。

角 哲 氏

角 哲 (かく・さとる)

北海道大学大学院・室蘭工業大学大学院准教授。
専門は近代建築史・都市史、都市計画。
近代日本における建築・都市形成や地域社会と建築との関係を研究する。
北海道内外の近現代建築や都市形成に関する調査に数多く携わり、建築史・都市史の視点から地域の建築文化を読み解く研究を続けている。

シンポジウム 04 注目の若手建築家による建築討論

会場:
大雪クリスタルホール
1階 第2・3会議室

「注目の若手建築家による建築討論」

本企画は2023年からはじまった恒例企画で日本建築家協会(JIA)の全国10支部から推薦された若手建築家が登壇します。それぞれの地域で活躍する若手建築家が存在します。自身の建築家像を確立するために、ひたすらに建築と向き合っているその姿は、孤独との闘いと言えるかもしれません。そんな彼らがどのように今を生き、未来を切り開こうとしているのか。同じ境遇の若手建築家たちが、それぞれの地域で建築を創造する苦悩やプロセスを語り合うことで見えてくる未来像。全国の同じ志を持つ建築家のつながりや、同じ時代を生きる仲間ができる喜び。本企画は、そうした場をつくることを目的としています。さらに、若い彼らの本音を探りながら、JIAの未来像についても考えます。なお、本企画はプレイベントとしてオンライントークセッションを行いますので、こちらもご覧ください。

注目の若手建築家による建築討論の様子

モデレーター

木村 吉成 氏

木村 吉成 Yoshinari Kimura

建築家
1973年和歌山県生まれ。
1996年大阪芸術大学卒業。
狩野忠正建築研究所を経て、2003年木村松本建築設計事務所を松本尚子と設立。
2020年より大阪芸術大学准教授、2025年より北海道科学大学客員教授。
2026年より大阪芸術大学教授。
主な受賞歴として、JIA関西建築家新人賞、新建築吉岡賞、藤井厚二賞、JIA新人賞、JIA関西建築家大賞など。

山﨑 健太郎 氏

山﨑 健太郎 Kentaro Yamazaki

山﨑健太郎デザインワークショップ代表・工学院大学教授
1976年生まれ。2002年工学院大学大学院修了。2008年山﨑健太郎デザインワークショップ設立。
主な作品に「糸満漁民食堂」「はくすい保育園」「新富士のホスピス」「52間の縁側」「緑道の丘」「広場と書庫」「庭の中の礼拝堂」など。
主な受賞に日本建築学会 作品選奨(2025年)、日本建築学会賞(作品)(2024年)、JIA日本建築大賞(2023年)、グッドデザイン大賞 内閣総理大臣賞(2023年)、JIA優秀建築賞(2021年)、iF DESIGN AWARD金賞(2017年)、日本建築学会作品選集新人賞(2015年)ほか。

岩澤 浩一 氏

岩澤 浩一 Kouichi Iwasawa

建築家・博士(工学)・北海道科学大学工学部建築学科 教授
1978年北海道生まれ。
2003年北海道工業大学大学院建築工学専攻 修了(現 北海道科学大学)。
山本理顕設計工場を経て、2010年id一級建築士事務所 設立。
2015年より東京理科大学工学部建築学科 助教。
2019年より北海道科学大学工学部建築学科 准教授、2024年より現職。
2025年and LAB architects 設立。

パネラー

  • 渡辺拓哉(渡辺拓哉建築設計事務所:北海道支部推薦)
  • 佐藤充(SATO+ARCHITECTS:東北支部推薦)
  • 桔川卓也(ナスカ一級建築士事務所:関東甲信越支部推薦)
  • 松尾敬一(久米設計:関東甲信越支部推薦)
  • 岡田翔太郎(岡田翔太郎建築デザイン事務所:北陸支部推薦)
  • 河合啓吾(5boc architectS:東海支部推薦)
  • 井端菜美(5boc architectS:東海支部推薦)
  • 出江潤(ポラ設計:近畿支部推薦)
  • 安藤大輔(安藤大輔建築設計室:中国支部推薦)
  • 寒川洋次(寒川建築研究所:四国支部)
  • 井出健一郎(リズムデザイン:九州支部推薦)
  • 富山晃一(富山晃一建築事務所:沖縄支部推薦)
シンポジウム 05 社会が求めるJAPANアーキテクトとは 新たな認証制度の展望と役割

会場:
大雪クリスタルホール
2階 レセプション室

社会が求める「JAPANアーキテクト」とは

ー新たな認証制度の展望と役割ー

2026年3月18日、JIA、建築士会連合会それぞれが認定している登録建築家、統括設計専攻建築士で建築家として国際的な基準に達している人を「JAPANアーキテクト」として認証する2会合意書を取り交わしました。
今後は具体的な認証方法の詰めを建築学会、建築技術教育普及センター、JABEEとともに2年ほどかけて行います。
建築関係団体が一緒になり、世界基準の学校教育、建築家の職能4原則を審査し、「JAPANアーキテクト」で認証された建築家を世間に発信します。「安心して設計を頼める設計者」が明確になることは、一般消費者の利益のため、社会のため、建築を目指す学生のため、そして設計監理を「なりわい」とする私たちのためにもなる制度に確立しなければなりません。
旭川大会では2028年4月運用開始を念頭に現在の進捗状況を説明します。
この制度の周知とともに皆さまと意見交換の場としたいと思います。

JAPANアーキテクトに関する会議の様子
JAPANアーキテクトに関する合意書の調印

登壇者

古谷 誠章 氏

古谷 誠章 (ふるや・のぶあき)

建築家・早稲田大学 栄誉フェロー・名誉教授
1955年生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院修士課程修了。
早稲田大学助手、近畿大学工学部講師を経て、1994年に早稲田大学助教授に就任。
1997年同大学教授。1986年-1987年 文化庁芸術家在外研究員としてスイスの建築家マリオ・ボッタの事務所に在籍。1994年に八木佐千子と共同してNASCAを設立。2017年~2019年 第55代 日本建築学会 会長。
2020年~2024年 早稲田大学芸術学校 校長。
2021年~2025年 東京建築士会 会長。2024年~日本建築士連合会 会長。
2025年早稲田大学栄誉フェロー・名誉教授。
日本藝術院賞、日本建築学会賞(作品)、日本建築学会賞(業績)、日本建築大賞、AACA賞、日本建築学会作品選奨などを受賞

佐藤 尚巳 氏

佐藤 尚巳 (さとう・なおみ)

1955年東京生まれ
株式会社佐藤尚巳建築研究所 代表取締役
公益社団法人日本建築家協会 直前会長
1979年 東京大学工学部建築学科卒業
1988年 ハーバード大学デザイン学部大学院修士修了
1979~86年 菊竹清訓建築設計事務所勤務
1988~90年 I.M.Pei&Partners勤務
1990~96年 ラファエルヴィニオリ建築士事務所 東京事務所長
東京国際フォーラムの設計監理を統括
1996年 現事務所を設立
代表作:武蔵野市吉祥寺シアター、いわき芸術文化交流館アリオス、青山OMスクエアー、ハルナイノベーションセンター

竹田 郁 氏

竹田 郁 (たけだ・かおる)

まちなかぶんか小屋 事務局長
1983年東京都生まれ。
2008年にワーカーズコープ・センター事業団に入団後、異動で旭川へ。主に失業対策事業、自立支援事業に携わる。
2015年より、演劇や落語、マーケットなど、文化・芸術をきっかけに人が集う「まちなかぶんか小屋」に参加。企画・運営を行う。

モデレーター

慶野 正司 氏

慶野 正司 (けいの・まさし)

(有)アトリエ慶野 正司 代表取締役
日本建築家協会JAPANアーキテクト準備特別委員会
日本建築家協会 元副会長、関東甲信越支部 元支部長

JAPANアーキテクト制度についての案内フライヤー
シンポジウム 06 ローカルで建てるということ

会場:
大雪クリスタルホール
1階 大会議室

「ローカルで建てるということ」

― 地域とともに生きる建築家の実践 ―

人口減少や高齢化が進む中、地域における建築を取り巻く環境は大きく変化しています。本シンポジウムでは、全国の比較的小規模な町や地域を拠点に活動する建築家5名を迎え、それぞれの実践を通して、建築家と地域との関わり方を考えます。
問いたいのは、単に「地方でどのように仕事を成立させているか」ではありません。建築家が自ら暮らす地域において、人々とどのような関係を築き、どのような役割を担いながら活動を続けているのか。
そして、その実践がこれからの建築家像にどのような示唆を与えるのか。
地域に根ざした多様な実践を共有しながら、建築家の職能と可能性について議論を深めます。

ローカルで活動する建築家による討論会の様子

登壇者

五十嵐 敏恭 氏

五十嵐 敏恭 (いがらし・としゆき)

1984年 埼玉県生まれ
2006年 ものつくり大学卒業
2006年~2014年 有限会社門一級建築士事務所勤務
2014年~ STUDIO COCHI ARCHITECTS 設立
主な受賞歴
2019年 ARCHITECTURE ASIA AWARDS FOR EMERGING ARCHITECTS
Bronze medal
主な作品
『玉城の家』(2018)、『百名のゲストハウス』(2021)、『今帰仁の家』(2021)、『園田の家』(2023)、『西崎の家』(2024)、『具志頭の工房』(2023)

小野 良輔 氏

小野 良輔 (おの・りょうすけ)

1985年 茨城県水戸市生まれ
2010年 Y-GSA(横浜国立大学大学院)修了
2015年 奄美大島へ移住
2018年 小野良輔建築設計事務所設立
2026年 永田橋市場スタジオ開設
主な受賞歴:JIA優秀建築選100選、日本建築学会建築九州賞作品賞、日本空間デザイン賞住空間カテゴリ金賞、グッドデザイン賞、かごしま木造住宅コンテスト会長賞 他

高砂 充希子 氏

高砂 充希子 (たかさご・みきこ)

青森県八戸市を拠点とする建築家・アーティスト。
東京藝術大学、南カリフォルニア建築大学院(SCI-Arc)卒業後、NY、サンフランシスコの設計事務所での実務を経て帰国。
現在はSTUDIO MIKIXを主宰し、住宅設計を中心に地域に根ざした建築設計を展開。
八戸市内では、「アートスペースネオ一平」(アーティスト・イン・レジデンス兼ギャラリー)を運営し、地域と海外からのアーティストの発表の場として文化的土壌の醸成に取り組む。
アーティストワークとしてVR感情メモリアルも制作を続けている。

山本 郁江 氏

山本 郁江 (やまもと・いくえ)

トコト一級建築士事務所
1984年北海道生まれ
2008年北海道大学工学部建築都市学科卒業
2008~2012年清水建設、2012~2015年アトリエ・天工人
2016年トコト一級建築士事務所を設立、2022年~東北工業大学非常勤講師
2025年グッドデザイン賞、2026年日本建築学会作品選集ほか

湯谷 紘介 氏

湯谷 紘介 (ゆたに・こうすけ)

1983年 福岡生まれ、伊勢育ち。
2007年 九州芸術工科大学(現・九州大学)卒業後、
2009年クール・インスティテュート(スイス)修了。
スイスのラファエル・ズーバー、アーキテクトや伊勢の設計事務所を経て2013年からYUTANI DESIGNとして湯谷麻衣と活動を開始。
2019年 一級建築士事務所 湯谷建築設計に改称。
2024年 設計事務所と木製システム家具販売を束ねる株式会社KISEを設立。

服部 真吏 氏

服部 真吏 (はっとり・まり)

取材・研究・執筆・編集・企画。
2015年慶應義塾大学文学研究科美学美術史学修士課程修了。
2018年同大学院博士課程単位取得退学。
2015-2019年新建築社/a+u編集部。
2020-2025年東京大学総括プロジェクト機構国際建築教育拠点総括寄付講座 SEKISUI HOUSE - KUMA LAB学術専門職員。
2026年より武蔵野美術大学 美術館・図書館 学芸員。

シンポジウム 07 環境から生まれる建築

会場:
大雪クリスタルホール
1階 第2・3会議室

「環境から生まれる建築」

本大会の舞台である北海道は、厳しい寒さを克服する過程で、独自の建築技術と住文化を培ってきました。
本シンポジウムでは「環境から生まれる建築」をテーマに掲げ、異なる気象条件や時間軸を持つフィールドで実践を重ねる3名の建築家を迎えます。それぞれの地域における試行錯誤と結実した作品の共有を通じ、寒冷地の知見を他地域へと展開する可能性を探ると同時に、北海道にとっても温暖地域の環境対応技術や夏季の快適性へのアプローチを学ぶ場を目指します。
ここでの議論は、単なる数値や仕様の技術論に終始するものではありません。
空間の豊かさや心地よさといった感性の視点も踏まえ、地域特有の創意工夫がいかに普遍的な手法へと応用できるのかを探ります。これらの対話を通じて、大会テーマである「Think Glocal」をより具体的に捉え直し、地域性と普遍性をつなぐ新たな建築の可能性を提示することを目的とします。

地域の環境から生まれた3つの建築

登壇者

松田 まり子 氏

松田 まり子 (まつだ・まりこ)

一級建築士。2000年東京都市大学工学部建築学科卒業。
東京都内および沖縄県内の設計事務所等を経て、2010年にNPO蒸暑地域住まいの研究会、理事長に就任。
沖縄の気候風土に適応した省エネ住宅の研究や普及活動に注力する。
2019年に松田まり子建築設計事務所を設立。
「風と生きる花ブロックの家」でJIA環境建築賞優秀賞を受賞。
沖縄建築賞や建築九州賞など受賞多数。
環境デザインを大切に永く愛される建築を手掛ける。

圓山 彬雄 氏

圓山 彬雄 (まるやま・よしお)

1942年8月生まれ、1966年北大修了、室蘭工大勤務、1970年上遠野建築事務所
1980年アーブ建築研究所主宰
2001年日本建築学会作品奨励賞「光を貯める家」、
2002年公共建築賞「本の森厚岸情報館」・2002年札幌市芸術賞「北海道の民家」
2013年JIA25年賞高柳邸・2022年JIA25年賞本の森厚岸情報館
2024年JIA25年賞パストラルタウン美しが丘

山田 貴宏 氏

山田 貴宏 (やまだ・たかひろ)

一級建築士事務所ビオフォルム環境デザイン室 代表取締役。
伝統的な木の建築などを基本として、地産地消の建築/環境設計を行う。
パーマカルチャーのデザイン手法・哲学を背景とした住環境づくりをめざし、建物とそれを取り巻く自然、コミュニティまで含めた幅広い環境デザインと場づくりなど、「関係性のデザイン」がテーマ。

齊藤 雅也 氏

齊藤 雅也 (さいとう・まさや)

札幌市立大学・副学長(デザイン学部長・教授)。
室内気候デザインを起点に、想像温度とエクセルギーを横断する新たな設計支援を模索。
建築家と協働し、心地よさをもたらす「不均一な環境」を実空間に実装している。
オレンジリビングベース(福井)やEAAオフィス(札幌)のほか、札幌市円山動物園の動物舎環境デザインなどを20年にわたり展開している。
日本建築学会北海道支部技術賞(2021)受賞。

シンポジウム 08 JIAと海外建築家協会会長との国際フォーラム

会場:
大雪クリスタルホール
2階 レセプション室

IPF「JIAと海外建築家協会会長との国際フォーラム」

International Presidents’ Forum(IPF)は、海外の提携建築家協会の会長や代表者を招いて、建築に関する国際的課題に取り組むことを目的とした国際交流企画です。毎年、国際委員会がJIA建築家大会にて公開シンポジウム形式で開催しています。今回は日本建築家協会(JIA)に加え、タイ王立建築家協会(ASA)、大韓建築士協会(KIRA)、韓国建築家協会(KIA)の参加を予定。これまでのフォーラムでは、アメリカ建築家協会(AIA)、アジア建築家評議会(ARCASIA)、シンガポール建築家協会(SIA)、AIA日本支部(AIA Japan)などの団体も加わり、「ヘリテージと文化的アイデンティティー」(2022年)、「建築家の認知度とその向上」(2023年)、「建築家の調達方法」(2024年)、「建築家の将来」(2025年)をテーマに、各国の実践や制度、課題を共有し、議論を展開してきました。

今大会テーマである「Think Glocal」は、世界共通の課題を共有しながら、それぞれの地域が持つ文化、社会、自然環境の特性を生かして解決策を考える姿勢だと捉えています。今回のIPFでは、「次世代への継承」を主たるテーマに、各国の取り組みや課題を共有し、各国の代表者との意見交換を通じて探っていきたいと考えます。

なお、本企画は全編英語で実施します。

International Presidents’ Forumの様子

登壇者

アセー スカヤン 氏

アセー スカヤン Ar. Asae SUKHYANGA

ASA(タイ王立建築家協会)会長

モンクット王工科大学ラートクラバン校建築学科卒業、ミシガン大学建築学修士課程修了。
1995年よりIT International Co., Ltd.。
公共交通、空港インフラ、銀行、戦略的な土地開発などの分野で、敷地の潜在能力、長期的価値創造、自然環境と人工環境との調和を重視した建築設計を得意とする。
初代会長であった祖父の遺志を受け継ぎ2024-2028年のASA会長を務める。

キム ジェロク 氏

キム ジェロク Ar. KIM Jaerok

KIRA(大韓建築士協会)会長

1959年生まれ。CHUNGGU Architecture Co., Ltd.代表。
1992年に建築士資格を取得以来、韓国建築団体連合会(FIKA)会長およびE&Eフォーラム共同議長を務め、韓国の建築とエンジニアリング分野の発展に貢献している。
韓国コミュニティチェストのソウル地域会長等の公共サービスにも関わり、専門的な卓越性と市民としての強い責任感の両面から取り組んでいる。

パク サンジン 氏

パク サンジン Ar. PARK Sangjin

KIA(韓国建築家協会)会長

高麗大学にて建築を学び、韓国空軍士官学校、Samwoo Architects & Engineers、KPF(ニューヨーク)にて実務経験を積む。
Tower Palace、Samsung Group 本社ビル、水素関連の教育・研究施設などの設計を多数手がけている。
崇実大学建築学部にて兼任教授を務めた。韓国建築政策協会の研究理事を歴任し、現在は、DOMO Architects & Planners Co., Ltd. の代表。韓国建築教育認証院(KAAB)評議員等を務めている。

松山 将勝 氏

松山 将勝 Ar. MATSUYAMA Masakatsu

JIA(日本建築家協会)会長

1968年鹿児島県生まれ。
1991年東和大学建設工学科卒業。
1997年松山将勝建築設計室設立。
2000年株式会社松山設計室に改称。
2020~24年JIA九州支部長。2022~24年JIA副会長。2026年~JIA会長。
九州・福岡を拠点に全国各地で設計活動を展開。医療建築では全国に125棟に及ぶ設計実績を有する。日本建築学会作品選奨、日事連建築賞日事連会長賞ほか受賞多数。

モデレーター

坂田 泉 氏

坂田 泉 Ar. SAKATA Izumi

JIA(日本建築家協会)国際委員長 OSAジャパン

京都大学大学院工学研究科修士課程修了。
前川國男建築設計事務所に在職中の1994年から1年間、JICA(国際協力機構)派遣専門家としてケニアのジョモ・ケニヤッタ農工大学で建築教育に従事する。
2011年1月、一般社団法人OSAジャパンを設立、「日本のタネをケニアでカタチに」をモットーに活動している。
一般社団法人アフリカ協会特別研究員。

協力会サミット 仲間を増やす・活動を育てる 全国支部イイトコ取りミーティング

会場:
大雪クリスタルホール
1階 リハーサル室
参加資格:会員限定

~ 仲間を増やす・活動を育てる!全国支部『イイトコ取り』ミーティング ~

全国の支部から協力会が集まって意見交換できる、貴重な場を今年も設けます。「正会員の参加率を上げたい」「定番行事がマンネリ化してきた…」など、全国の協力会が抱える悩みは共通しています。
本サミットでは、各支部の「新しく試して好評だった企画」や「思い切ってやめて楽になったこと(事業の代謝)」などの実例を持ち寄り、フラットに語り合います。既存の枠組みにとらわれず、これからの活動をより良くするための“ヒント”を全国でシェアしませんか?事前に各支部から会員数推移や近況+正会員からの要望をヒアリングし、自支部に持ち帰れる『イイトコ』をみんなで見つけましょう!

登壇者 調整中

全国の協力会による意見交換の様子