greeting ご挨拶

松山氏

公益社団法人 日本建築家協会
会長

松山 将勝

建築家/株式会社松山建築設計室
1968年鹿児島県生まれ
1991年東和大学建設工学科卒業
1997年松山将勝建築設計室設立
2000年株式会社松山建築設計室に改称
2020年JIA九州支部長
2022年JIA副会長を経て現職

主な受賞歴:日本建築学会作品選奨、
日事連建築賞日事連会長賞、
日本空間デザイン賞住空間部門金賞、
JIA優秀建築選、
日本建築学会建築九州賞においては
過去最多となる10度の作品賞を受賞

JIA建築家大会2026旭川 開催にあたって

公益社団法人日本建築家協会(JIA)は、2027年1月28日から30日までの3日間、「JIA建築家大会2026旭川」を開催いたします。開催にあたり、ご尽力いただいた北海道支部の皆様、そして旭川市をはじめとする関係各位に心より感謝申し上げます。
本大会のテーマは「Think Glocal」です。気候変動や人口減少、地域社会の変容など、私たちが直面する課題は世界共通のものであり、その解決にはグローバルな視野が不可欠です。一方で、その答えは地域の風土や文化、産業、人々の暮らしの中にこそ見いだされます。いま求められているのは、ローカルを深く見つめ、そこから世界へ発信する視点であり、地域と世界をつなぐ創造的な実践です。
豊かな自然と森林文化に育まれた旭川は、このテーマを考えるにふさわしい地です。建築家の職能とは、単に建物を設計することではなく、人々の生活環境を創造し、地域の価値を未来へ継承することにあります。同時に、新たな文化を生み出し、社会の未来像を示していくことも私たちの重要な使命です。
本大会が、建築文化の担い手としての責務を共有し、世代や地域を超えた対話と交流を深める場となることを願っています。そして旭川から発信される知見や提言が、日本のみならず世界の建築と社会の未来につながることを期待しております。
全国の皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

遠藤 謙一良

JIA建築家大会2026旭川
大会委員長

遠藤 謙一良

建築家
株式会社遠藤建築アトリエ
1959年小樽生まれ。
武蔵工業大学建築学科、
武蔵野美術大学大学院修了。
建築家・竹山実に師事。
札幌市立大学特任教授。
地域性や気候に寄り添い、快適な
室内環境と、持続可能で心地よい
建築・場所の創造を目指す。

「Think Glocal」―JIAが地域の未来を拓く―

北海道旭川は、雄大な大雪山系の山々に抱かれ、石狩川が流れる肥沃な大地が拡がります。
建築家は、この地の寒冷な気候に適応し、地域資源を活かしながら、独自の豊かな文化や暮らし、街並みを築いてきました。一方で近年は、人口減少による地域の過疎化など、さまざまな社会課題にも直面しています。また、この地ならではの気候や地域文化を求め、世界中の人々との交流が始まっております。このめまぐるしく変化する複雑な状況の中、課題を整理し、さらなる豊かな創造が求められています。「Think Glocal」は日本が世界を捉えるために使い始めた言葉で、SDGsや多様性、文化、自然環境を考える重要な視点です。
多様な視点から地域の未来を描く、優れた建築家の力が今、必要とされています。JIAは、地域課題や地域価値、可能性について長年考え、共に学び続けてきたプロフェッショナルの集まりです。真冬の旭川で、この地の取り組みや技術、文化をぜひ体感してください。
全国各地域の皆さまと語り合い、JIAから地域の豊かな未来を共に拓きましょう。皆さまのお越しを心よりお待ちしております。

小西 彦仁

公益社団法人 日本建築家協会
北海道支部 顧問
JIA建築家大会2026旭川
実行委員長

小西 彦仁

建築家
ヒココニシアーキテクチュア株式会社
1964年 北海道広尾生まれ
1986年に北海道東海大学芸術工学部を
卒業後、石井和紘建築研究所、
鈴木エドワード建築事務所を経て、
1996年にヒココニシ設計事務所を設立。
北海道内の各大学の非常勤講師を歴任。
国内外のクライアントとともに、
北海道から「メイド・イン・ジャパン」の
建築価値の向上に尽力している。

JIA2026建築家大会 旭川 開催に向けて

2026年の建築家大会は、北海道旭川市にて開催されます。
大会のテーマは 「Think Glocal」。
厳しい自然環境を持つ北海道では、日本でも最高水準の建築性能が求められ、それに応じて豊かな建築文化が育まれてきました。
東西に長く、南北で気候の大きく異なる日本列島。亜熱帯から亜寒帯に至るまで、多様な環境に適応する建築の工夫と文化が各地で築かれています。
今回の大会では、そうした地域性が生み出す建築のかたちや文化について、北の地・旭川で語り合える機会になればと願っています。
また、開催時期は、北海道らしい厳冬の季節にあたる 2027年1月28日〜30日 の3日間を予定しています。皆さまに安心してお越しいただけるよう、万全の準備で“白銀の世界”へとお迎えいたします。

川村 弥恵子

JIA建築家大会2026旭川
大会副実行委員長

川村 弥恵子

建築家
TAO建築設計
1964年 札幌生まれ
1989年 北海道大学工学部建築学科卒業
「入江三宅事務所」に入所
1993〜1995年渡米「AssociatesⅢ」勤務
1996年〜有限会社TAO建築設計設立
施主の「顔」が見える仕事を大切に
するという思いで、住宅を中心とした
設計活動を続けている。

北海道の本気の冬を体感し、
忘れられない大会を目指して

前回の北海道でのJIA建築家大会は2013年、秋の爽やかな9月の札幌で行われました。
あれから13年を経て、今回の北海道大会はあえて厳冬の旭川で北海道の本気の冬を体感していただきたいと願っております。旭川は北海道のほぼ中心に位置し、空港、鉄道、高速道路が集結する道内各地への交通の要所であり、大雪山系に囲まれた自然豊かな美しい都市です。一方で旭川の夏は30℃を超え、冬は-20℃以下となり、年間降雪量は5mを超えます。本大会は、旭川を代表とするこうした北海道の厳しい寒冷地の風土で培われた建築設計への知恵と、豊かな森林資源を背景とした家具や木造建築への取り組みなどを、全国の建築家の皆様にお伝えできる貴重な機会と考えております。
昨今の資材の高騰や人材の不足、設計・申請業務の負担増大等、建築設計を取り巻く現況は一段と厳しく先が読みづらいものとなっております。
大会のテーマ「Think Glocal」に込めた思い、それは地球規模の様々な問題や課題を理解する広い視野を持ちながら、地域特有の風土や文化に根ざした技術や アドバンテージを生かした課題の解決方法を皆様と共に考えていきたいという願いです。
皆様の心に深く残るような大会となるよう、冬の旭川で一同心よりお待ちしております。

石田 純枝

JIA建築家大会2026旭川
大会副実行委員長

石田 純枝

建築家
1962年 旭川生まれ。
1984年 北海道東海大学芸術工学部
建築学科卒業
1995年〜2020年
有限会社 建築計画工房あとりえ
コア代表取締役
景観行政、まちづくり関連行政の委員、
アドバイザー、地域まちづくりNPO、
研究機関との協働など

「寒さ」という熱

旭川は、北海道のほぼ中央北寄りにあって山々に囲われた盆地です。夏と冬の寒暖差が50℃あり、四季それぞれの特徴がはっきりした気候風土です。
折々の旬の食材に出会える食の集積地でもあります。2019年には、日本では名古屋市、神戸市に次ぐ3都市目となるユネスコ創造都市ネットワークに、デザインの分野での加盟認定を受けました。
旭川の基幹産業である家具やクラフトの分野はもとより、我々建築含めデザインの力で持続可能で誇りある地域社会を実現するという都市経営の基本方針を掲げています。そんな旭川で2026年度のJIA全国大会開催が決まった時、私たちは一斉に緑が芽吹く爽やかな春でもなく、山々の紅葉が美しい秋でもなく、酷寒の冬の開催を希望しました。
北海道の建築家は実務者として熱の設計を徹底的に叩き込まれます。熱をデザインすることはこの地で求められる建築家の職能ですが、同時に「寒さ」という熱のもたらす恩恵を我々は肌で知っています。ぜひ真冬の旭川へお越しください。
そしてその熱を体験してみてください。
皆様のご参加を一同心よりお待ちしております。